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俳優矢崎広くんと若手俳優さん中心の舞台観劇&映画ドラマ感想ブログ

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ロスト・イン・ヨンカーズ


パルコ劇場
10/26ソワレを観てきました。


事前情報を一切入れずに行ったので、最初はコメディなのだと思っていたら後半怒濤の弩シリアスな展開に泣き過ぎてメイクがぼろぼろになった…。
今回チケットを取った理由は、単純に三谷作品(これは原作のある舞台だけれど)が観てみたかったというのと、最近とっても気になっている入江甚儀くんが出演しているという事。ベテランキャスト陣の中でもちゃんと自分の立ち位置で違和感無く演じられている事に嬉しくなる。しかもジェイとアーティーの兄弟はかなり重要な役割じゃないですか嬉しい。
頑固過ぎて家族を束縛し皆に恐れられるおばあちゃんと2人の孫兄弟のコメディ的な1幕にしっかりと笑わされ、2幕は兄弟の少し頭の弱いベラおばさんの不器用過ぎる恋愛話からの、家族の関係を芯から揺さぶる重い事件へと発展するシリアス展開。上げて落とすこの緩急に一気に引き込まれ、どっしりと重い話に気づいたらボロボロと泣いていた。
ベラを演じる中谷美紀の演技にひたすら圧倒される。精神が子供のまま成長してしまったベラは常にテンションが高く興奮してまるでアメリカンコメディを見ているような早口でまくしたてる姿はコミカルで愛らしい。だからこそ後半での苦しみ涙し自分の母を責める姿に胸が痛む。
「お母さんは愛される事を拒んだ。私と姉さんが病気なのも、兄さんが泥棒なのも全て貴女のせいよお母さん。誰もお母さんを愛してなんかいないわ」
2人の子供を亡くし心を閉ざした母親は残された3人の子供に愛を教えずただ厳しく育てた。愛するものを喪う苦しみから逃れるように愛さない愛されない生き方を選んでしまったが為に何かがどこかで狂ってしまった。
けれど、孫兄弟のジェイとアーティーがおばあちゃんと過ごした10ヶ月はきっとこの先彼等家族にとって良い影響になったに違いない。あれだけ恐れ、嫌っていたおばあちゃんに最後さよならのキスをする兄弟に暖かい希望の光を見たような気がした。

軽さと重さ、コミカルとシリアス、上げて下げて、最後はちゃんと上向きになれる上質な物語を観れて大満足だった。
おばあちゃんを演じる草笛光子の、台詞はあまり多いわけでは無いけれどしっかりと存在感と、そしておばあちゃんの威圧感のある演技。更に中谷美紀の圧倒的な演技力にただただ圧倒される舞台だった。2人の兄弟の父、エディを演じた小林隆のふんわりとした癒される存在感にホッとする瞬間も計算され尽くしているのかなと思わされた。松岡さんの男臭いワイルドな演技も良いスパイスになっていると思うけれどなんだか1人だけ浮いているような気がしないでもないなと…そこも狙いなんだろうか。

目当てだったじんぎは、小学生くらいの男の子役という難しいものだったと思うけれど、無邪気に愛らしく、そして暖かく演じていて非常に好感が持てた。怯える演技が特に上手いなーと。今後もやっぱり気にして観ていきたい役者だなと思った。
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カテゴリー:舞台
テーマ:観劇  ジャンル:学問・文化・芸術

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俳優矢崎広くんが好きです。
若手俳優中心の舞台関連の感想、レポ、企画中心
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