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俳優矢崎広くんと若手俳優さん中心の舞台観劇&映画ドラマ感想ブログ

ミュージカル薄桜鬼〜土方歳三篇〜


日本青年館大ホール
10/5 マチソワ観てきました

あんまり褒めてません



初演の斉藤篇からずっと観続けているシリーズも3作目。
土方篇ということで、ある意味“薄桜鬼”というタイトルの集大成とも言うべき公演として劇場もサンシャイン劇場から青年館へ移り満を持して上演されたわけだけれど、なんともダイジェスト感漂う内容だったなという印象。ストーリー的には函館までという長さなので駆け足になってしまうのは仕方が無いにしても、原作を知らなければ完全に置いてけぼりだと思った。
そして今回マイクが駄目過ぎた…全然台詞と歌詞が聞こえない。滑舌的な問題の方もいらっしゃらないわけでは無かったけれど殆どの人の台詞が聞き取りづらくて凄くストレスを感じた。
ただ、初演から観ている身としては役者陣の、特に斉藤篇で初舞台を踏んだ斎藤一役松田くんの役者としての成長が本当に素晴らしい。そして前作から加わった近藤さんと、今作からの山南さんがいてくれて本当に良かった。

函館にて大鳥さんに今までの出来事を土方と千鶴が語って聞かせるという方法で進められる前半。かなり長いストーリーだけに端折られるのは仕方が無いと思いつつ余りに切り貼り的過ぎて一幕は殆ど話に集中出来なかった。何より大切である筈の土方と千鶴が惹かれあっていく心情が全く見えて来ず、土方篇というより薄桜鬼というタイトルを物凄く大雑把にダイジェストにしたので気になったらプレイしてみてね、というような印象。
宿敵である筈の風間も、何故か函館行きに置いて行かれた千鶴に欲しいなら手に入れろと謎のアドバイスをしてみたり、唐突に土方を薄桜鬼と名付けたり何がしたいのか良く分からない。ライバル宣言なの?
曲も新しい曲が増えたが、何故かラテン系であったり歌謡曲調であったりどうにも世界観と合わないように思えてしまう。この辺りは好みの問題かもしれないけれど。
山南さんと土方さんの辺りをもうちょっと掘り下げてくれないと山南さんの最期がなんだかあっさり過ぎる気がするんだよなあ…。
近藤さんを喪ってからの土方はとても良かった。一番離しちゃいけない人を見捨ててどうして自分だけ生き残っているのかという辺りは個人的に結構ぐっと来た。でもその辺りで、土方と千鶴の心情が殆ど描かれていないせいで千鶴の台詞がことごとく薄っぺらく感じてしまう。残念ながら最後まで千鶴を好きになれなかったなあ…口だけ出してただ後ろを着いて来てるように感じてしまって。千鶴ちゃんはもっと強くて賢くて良い子なんだけどなあ…薄桜鬼では千鶴ちゃんが一番好きです。
その千鶴ちゃんの洋装があって個人的にはそれだけで満足してしまったり。可愛いなー洋装千鶴ちゃん本当に可愛い。しかしやっぱりこれまでの土方と千鶴ちゃんの心情であったり、離れていた期間であったりを端折ってしまっているのでいきなりのラブラブモードには面食らう。原作での土方さんも函館行ってからのデレ具合が凄いけど唐突すぎてなんとも…。
ラストも上にも書いたけれど、突然風間が土方を薄桜鬼と呼んでみたり、突然大所帯でヤイサ始まったり…うーん、もっと静かで満開の桜の中一対一というイメージだっただけに…この辺も解釈と好みの違いなんだろうか。
それと大鳥さんがいる必要性が…完全にただの聞き役…。
別に粗探ししながら観ているわけでは無くて、むしろ斉藤篇より沖田篇の方が個人的に面白くなったと感じていたので土方篇もと期待していた分なんとも悲しかったなと…私は原作ゲームを土方篇しかクリアしていないんだけれど、原作ファンの方にはこれで怒られたりしないんだろうかと不安になった。しょごくんの風間は原作風間とは声からして恐らく最もかけ離れているんだけど、しょごくんの風間はしょごくんの風間としてちゃんと確立されているのがやはり凄いなと思った。モノマネでは無く、この風間はこの風間でアリと思わせてくれるのは凄い。
それと松田くんの成長は本当に著しくて薄ミュの度に驚いてしまう。今回は凄く色気と落ち着きが増していた気がした。本当に吸収と成長の早い人で今後が更に楽しみに。
前回から加わった近藤さん、今回からの山南さんでかなり厚みを増した筈なので駆け足にならずこのキャスティングでもっとじっくりと真理描写を大事にした作品を味わいたかったなと思った。
あ、でも土方な矢崎さんは相変わらず美人だったのでブロマイドは買いましたよ!
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カテゴリー:舞台
テーマ:観劇  ジャンル:学問・文化・芸術

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俳優矢崎広くんが好きです。
若手俳優中心の舞台関連の感想、レポ、企画中心
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