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俳優矢崎広くんと若手俳優さん中心の舞台観劇&映画ドラマ感想ブログ

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小野寺の弟 小野寺の姉


天王洲銀河劇場
7/20ソワレを観てきました。


今回はキャスト目当てというわけでは無く脚本家でチケットを買った。
西田征史さんは私が8年くらい?もっと?のラーメンズファンという事もあって馴染みのあるお名前で、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの人気になっているけれど彼の脚本の舞台を観るのはDVDで見た『泥棒役者』以来。舞台以外ではタイバニくらいしか見た事ないけど。

昭和感漂う古い木造の一軒家に2人で暮らす四十代の姉より子と三十代の弟進の小野寺姉弟。なんでもない日常の中で彼等にとってはおそらく大事件であった一日を描く、本当に胸がほっこりと暖かくなる話だった。
舞台の盆を上手く使って、セットが家の外と中と切り替わってゆくのがテンポが良くて全く飽きない。登場人物がみな個性豊かで際立っているのもとてもカラフルで楽しい。
軸にあるのは小野寺姉弟の絆と相手を想うが故のすれ違い。そして映画監督の栄吉と別れたばかりの彼女民江のすれ違い。お互いが上手く噛み合ってくれなくて翻弄される映画撮影メンバーたち。と思いきや翻弄しているのは彼等の方だったりもする。
誰に対しても自分の感情を表に出せなくなってしまった進。そういう若者あるあるーと思っていたらちゃんとした理由があった。なんだかナヨナヨしていて頼りないなーお姉ちゃんが愛想尽かすのも無理無いなーと思っていた進像があそこでガラリと変わる。一方そんな進をなんとか変えたくて自分が出て行く決心をする姉のより子だけれど彼女は進が感情を表に出せない理由を知らない。「ありがとう」も言えない進に執拗に世話を焼いてしまう事で自分がここにいても良いという理由づけをしているのかもしれないというより子に、違うんだよ姉ちゃん進が「ありがとう」を言えないのは理由があるんだよと切なくなった。
血が繋がっているからこそ、毎日顔を合わせているからこそなかなか修正出来ないすれ違いに焦れったくなりつつもじっくり焦らずお互いの事を理解していく姉弟が愛しい。彼等だけでは無く、映画撮影隊のメンバーもそれぞれが個々に個性的でカラフルで可愛らしい。最初バラバラだった彼等が一つの目標の為に団結していくのはやっぱりわくわくする。
ラスト、舞台上で雨を降らせる演出は中々効果的だったなーと。実際の雨音の中ずぶ濡れで公園を彷徨う進の、いつも曖昧にしているけれどちゃんと強い気持ちがある事が分かってなんだか涙が出た。声を荒げたりしない、怒ったりしない、それでも姉から貰った物をちゃんと大事にしている進がなんとも愛おしい。

どちらかが謝ったわけでもないし、進がより子に「ありがとう」を言えたわけでもない。何も変わっていない筈なのに最後一緒に暖かいお茶を飲みながらリビングで楽しく笑い合う。自然とずれていた時間が重なって、いつの間にかやっぱり一緒にいるのも姉弟なんだなーとじんわり心が温かくなった。

キャストはラーメンズファン的には見知ったお顔が多い。片桐はいりさんの存在感ってやっぱり凄いなと…向井理さんの演技をじっくり観たのはもしかして初めてじゃないかって思ったのだけど、線の細い進がとっても違和感無く、そしてなによりとっても可愛らしく演じられて素直に良いなーと思った。
それと物販のグッズがみんなとにかく可愛い!昭和レトロ感漂うデザインが可愛くて可愛くて、ついついグラスとか買ってしまった。あとほうじ茶も。美味しいよねほうじ茶。
グッズのデザインも全部含めてとにかく暖かくて優しい。嫌な人が誰もいない、嫌な思いをする人が誰も無いない、そんなほっこりする舞台だった。観に行って良かったー
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カテゴリー:舞台
テーマ:観劇  ジャンル:学問・文化・芸術

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俳優矢崎広くんが好きです。
若手俳優中心の舞台関連の感想、レポ、企画中心
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