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俳優矢崎広くんと若手俳優さん中心の舞台観劇&映画ドラマ感想ブログ

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ミュージカル『サンセット大通り』


東京公演6/23ソワレと24の2回観てきました。
もっともっと観たい!!
初めての赤坂ACTシアター。巨大な看板に否応無しにテンションが上がる。
1回目は前の方の最上手席だったので少し不安だったけど見難い事は全然無かった。譲っていただいたチケットだったけど、恐らく田代さんのファンクラブ席だったのかな?
生オケのミュージカルは初体験だったけれど、開演前のざわざわとした中オケのチューニングの音が控えめに鳴っているのがとても心地良い。

冒頭、死んでプールに浮かぶジョーの語りから始まるのが面白い。
アンサンブル勢がとても個性豊かで面白い!この人はこういう人なんだろうな、と全員にバックグラウンドが想像出来る。華やかなハリウッドの世界。大勢の個性豊かなアンサンブルとの歌は冒頭から一気に楽しい気分にさせてくれる。華やかできらびやかな世界へようこそ!と言われているようで、つい楽しくて笑顔になってしまった。するっときらびやかな世界に手を引かれて入れて貰ったような感覚。

運命の悪戯で出会った(出会ってしまった)無名の脚本家ジョー・ギリスと無声映画時代の大女優ノーマ・デズモンド。
かつての栄光に縋り付き、有り余る金で豪遊しているノーマはとても気高く傲慢な程の高いプライドの持ち主。誰も彼女を否定する事は許されないし、彼女は今も尚自分は世界が誇る大スターだと信じて疑わない。
ジョーが「メドゥーサのような女」と称したそのままのイメージ。
まるで監禁するようにジョーを束縛しはじめるノーマはとても哀れな女に見える。

ジョーの誕生日に仕立て屋を呼びスーツや燕尾服を仕立てるノーマ。
ここの仕立て屋の歌がとっても好き!仕立て屋の男性達が軽やかに歌い踊るのが本当に楽しくて、ついつい体が揺れそうになる。ここの歌が一番好きかもしれない。

2幕冒頭のジョーの歌。苛立ちや自嘲を含め捲し立てるように投げつけるように歌われるパワフルでとても乱暴な歌。とにかく圧倒されるパワーに田代さんの持つ圧倒的な歌唱力と力を見せつけられた気がした。どかんどかんとぶつかって来る歌にただ呆然と聞き入り見入る事しか出来ない。素晴らしい。

精神が不安定なノーマからの強まる束縛に苛立ちを覚える一方で、親友のアーティの婚約者である駆け出しの脚本家ベティと脚本の直し作業をしているうちに、彼女の純粋さと希望に満ちた若々しさに惹かれてゆくジョー。ベティもまた、アーティと婚約している身でありながらジョーに惹かれてしまう。
恋に夢中、と歌われる曲がとても瑞々しく初々しくて胸が躍る恋心にぴったりの曲。しかしぴろしはまた婚約者を奪われてしまうのねw

しかしそんな若い恋をノーマが許す筈も無く悲劇的な結末へ。
ジョーに縋り付く哀れなかつての大女優は、彼女を拒絶し出て行こうとするジョーを許せず拳銃の引き金を引く。滑稽な程に哀れなノーマ。しかし彼女の天より高いプライドはジョーを許せなかったのだろう。

かつての大女優が殺人を犯した。しかも自分の豪邸で若い男を手にかけた。大スキャンダルに押し寄せるマスコミと警察の前に姿を現したのは、愛する男を手にかけ憔悴しきった哀れな中年の女。変わり果てた姿に動揺するマスコミの中、彼女を愛するマックスが一言。「マダム、カメラマンが到着致しました。ここは貴女の為の宮殿のセットです」
その一言で彼女は顔を上げる。アクション!のかけ声と共に女優は真っ白なドレスに真っ白なケープを被り悠然と、気高く、豪邸の階段を降りてゆく。階段の途中で立ち止まった彼女は約束をする。
「素晴らしい観客の皆さん。もう二度と、私はあなた方の前からいなくなることは無いと約束しましょう。さあ!私のアップを撮って!」
ケープが階段の手すりにひっかかり、するりと外れると美しい白髪が露になる。
彼女はけしてかつての栄光に縋るだけの哀れな女では、今も尚輝きを失わない気高く美しい大女優なのだと確信させられる。もしかしたら、彼女やマックスが言うように、小さくなったのは彼女を捨てた映画の方なのではないかと思わせる程の圧倒的な存在感。
力強く歌い上げ、全てのスポットライトが彼女に集ると、もう全身全霊を籠めてノーマ・デズモンドという素晴らしき大女優に拍手を贈る事しか出来なかった。
一気に鳥肌が立ち、手が痛くなるほど彼女に拍手を贈っていた。彼女は間違いなく、大スターだ。

矢崎広目当てに観に行ったこの舞台、本当に観るきっかけを与えてくれてぴろしありがとうと言わざるを得ない。それほどに本当に素晴らしく、心躍るミュージカルだった。
ぴろしの演じたアーティはとても実直な少し頼りない好青年。とてもぴろしに合った役だと思った。こういう役本当に似合ってて上手いなーと思う。とても楽しそうに生き生きしていてなんだか嬉しくなってしまった。
2幕からは一切出番が無いけれど、とても良い仕事をしているなーという印象。プログラムでも書いていたけれど、良い整体師に整体してもらったんだねと思った。
プログラムといえば、稽古場の必需品…え、それ?それなの?いつも持ってるの?ってかなりビックリしたw
観たかった矢崎広が観れたという意味ではとても満足。ぴろしの歌はやっぱりとても好きです。サンセットの次がマクベスかと思ったらとっても良いタイミングで良いお仕事が出来たんだなと思って、とにかくマクベスが楽しみになった。

宝塚は全然知らない世界なんだけど、ノーマを演じた安蘭けいさんがとてもお若い方でびっくりした!ノーマは50を過ぎた大女優という設定なのに全く違和感を感じさせない演技はとても素晴らしい。カテコで普通に喋られた時の声の違いに本当にびっくり。役者って凄い…

個人的にわちゃわちゃっとした大人数での歌がとにかく楽しくて楽しくてたまらなかった。勿論メインの方々のソロ曲もひたすら素晴らしかったんだけど。けして楽しいストーリーでは無いのに、観劇後ずっと頭の中で曲が回ってついつい鼻歌を歌ってしまう程楽しいと感じた。
私の観劇は2回で終わりだけどもっともっと観たい!と思った。
サンセット大通りを観る事が出来たのが、とても幸せ。
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カテゴリー:舞台
テーマ:観劇  ジャンル:学問・文化・芸術

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俳優矢崎広くんが好きです。
若手俳優中心の舞台関連の感想、レポ、企画中心
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