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俳優矢崎広くんと若手俳優さん中心の舞台観劇&映画ドラマ感想ブログ

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【映画】ズートピア


2016/04/23 2D吹替で観賞
監督:パイロン・ハワード/リッチ・ムーア

今作は「シュガー・ラッシュ」の監督ということでとても期待していた。
ストーリーは動物達が独自の進化をし人間のように知性と理性を持ち生活している世界。ウサギの女の子シュディはウサギで初の警察官になりあらゆる種類の動物達が暮らす「誰でも、何にでもなれる」理想都市ズートピアに派遣される。しかし体の小さなジュディはウサギというだけで半人前扱いされなかなか重要な仕事を与えられない。不満を募らせながらもズートピアで多発している失踪事件の調査をしていく中キツネの詐欺師ニックと出会う。警察官と詐欺師、小さなウサギと肉食動物であるキツネはぶつかり合いながらも次第にバディ関係が生まれてゆく。しかし連続失踪事件はズートピアを揺るがす大事件に発展し二人の信頼関係も揺らいでいって……。

正直こんなに泣くとは思わなかった。
独自の進化を遂げた動物達は表面上は肉食動物も草食動物も関係無く平等に仲良く暮らしている筈だが実際にはそこに大きな線引きがされている。体の小さなウサギのジュディは人一倍の正義感で警察官を志すが誰もがウサギに警察官は無理だと言う。子どもの頃ガキ大将であったキツネのギデオンに傷つけられたトラウマを持っている。それでも彼女は必死で頑張り、機転と行動力と何よりくじけない心で警察学校を主席で卒業し、晴れてウサギで初の警察官になる事が出来た。しかし現実はそう甘くは無くジュディは配属された署でもまた小さなウサギであるというだけで半人前な扱いを受けてしまう。
そんな彼女は詐欺師のキツネ、ニックと出会った事によって鬱屈していた思いを爆発させてゆく。正義感の塊であるジュディとはまるで正反対に見えたニックもまた心に正直で真っ直ぐなものを持っていたにも関わらず狡賢いキツネであるという偏見から大きなトラウマを抱えひねくれてしまったひとりだった。ニックもまた偏見に負けず自分なりの方法で頑張るジュディを見て成長してゆく。
しかし共に無事事件を解決したかに思えた時、ジュディが言った不用意な言葉により決定的な亀裂が入ってしまう。それは誰もが心の奥底に持っているかもしれないある種の偏見であったり差別的な意識なのかもしれない。より良い世界をと願うジュディでさえも知らず知らずのうちに心に芽生えていたもの。
このズートピアという物語の核にあるものは、自分とは違うものを受け入れられるのかという問いだと思う。差別と偏見という重くそして深いテーマを可愛い動物の姿に置き換えるからこそ受け入れられ易く、しかしそのテーマに妥協していない。差別される側であったジュディが自分でも意図せぬうちに差別する側にまわってしまう。そんなつもりではなかったのに、よかれと思ってやった事が裏返ってしまうこのテーマが抱える本質をとてもわかり易く描いている。しかし根深い問題だからこそ行動すれば変える事が出来るかもしれない。それが例え一度自分を傷つけた者であっても、誰もが変われるし自分も変わる事が出来る。受け入れて許して偏見を取り払い真に手を取り合って生きられる、まさに“誰でも、何にでもなれる”世界。
それはきれいごとなのかもしれないけれど、これを見て大人になる子ども達が羨ましいと思える作品だった。夢と希望を抱く事の出来る良作。
何より機転が利いて賢いウサギのジュディと、困っている者を放っておけない優しさと正義感を持つキツネのニック。互いに偏見により傷ついた過去を持ちながらも種族や体格差では無く個人として尊敬し合い高め合える、二人が揃ったら最強になれるバディが誕生したのがとても嬉しい。カップルでは無くバディっていうところもまた良いなあ。もしかしたらこの先カップルになるのかもしれないという予感を持たせながらもあくまで平等なバディになった彼らがこれからズートピアを舞台に様々な事件を解決してゆく続編も観たい、と素直に思った。

ストーリーの他にはとにかく質感が凄い!様々な動物達の毛並み、表皮の質感が素晴らしくて触ってみたくてうずうずする!
更に細かい事を言えばあのディズニーが!「ゴッドファーザー」と「ブレイキング・バッド」のパロディをしている!マフィア映画とドラッグ密造がメインのクライムドラマでをディズニーが!すごい……懐の深さがすごい……かなりびっくりした。ウォルターとジェシーだってよ……
そういう意味でもこれまでのディズニー映画以上にかなり挑戦をした映画だと思う。子どもも大人も楽しめる、そして深く考える事が出来るし夢も持つ事が出来るとても良い1本だった。
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カテゴリー:映画
テーマ:映画感想  ジャンル:映画

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