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俳優矢崎広くんと若手俳優さん中心の舞台観劇&映画ドラマ感想ブログ

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【海外ドラマ】Person of Interest S4を振り返る


Person of Interest season4の総合的な感想。
思いっきり最終話までのネタバレしています。

AXNでPOIのS4の放送が終了した。ひとまず日本最速放送で本国とほぼ二週間差で放送してくれたAXNさん本当にありがとうございました…!!

S4通しての感想としてまず言いたいのは、相変わらずPOIは安定して面白い!ということ。正直途中で、主にリース君に対してちょっとそれはどうなのよって思う部分があったりしたけれど、トータルで見たらそれは些細な事だったと言える程面白いストーリー展開だった。
シーズン序盤はちゃんと感想書いていたのに録り溜めてから見るようになったせいでちゃんとした感想が全然書けていない…。
POIはS1でマシンという人工知能の神が存在することを知り、S2で神の創造主を知り、S3で第二の神が出現し、S4で新たな神による世界の再構築が始まる。
S4で特に特徴的だと思ったのは人間関係の繋がり。S3まではチームマシン以外だとイライアス、ゾーイ、レオン・タオくらいだった人との繋がりがS4では一気に濃密になった。ドミニク、クレア、ハーパー、ケイレブ…特にケイレブ君がまさかここに繋がって来るとは思わなくて最高のサプライズだった。

個人的に面白いなーー!と唸ったエピソードは多々あるけれどやっぱりe1、e2あたりと、4シーズンかけて初めて出て来たマシン視点のe11「戦略」、フィンチさんとルートのやりとりがとても良かったe18「賞金稼ぎ」、サマリタンに支配されている事の恐ろしさを感じたe19「アンチウイルス」、リース君の生存意欲がカーターさんの思い出とリンクしていたe20「見知らぬ場所で」、そして最終話。唸る程面白い話が本当に多かった。

e18のベスを救いたいフィンチさんと、フィンチさんを救う為ベスを消そうとするルートのやり取りはとても良い。フィンチさんがルートに抱く感情に関してはe5で語られているけれど、e18ではルートがフィンチさんに抱く感情が、出会いの頃から大きく様変わりしているのが良く分る。出会った当初はフィンチの事を「神の創造主」として見ていた気がするけれど、今はなんと言うか、尊敬する父親に対する愛情みたいなものを感じる。自分にとって大切な人はフィンチさんとサミーンだけというルートの不器用でいて熱い熱い愛情。そして完全にどうでも良いと思われているリース君(知ってたけど)
もう二度と自分の為に友人を犠牲にしたくないフィンチさんが切な過ぎる。自らの命をかけてベスを救おうとする。確かに、彼はもう大切な人を自分のせいで死なせる事は出来る筈が無いよなあ。
フィンチさんは神を造ったかもしれない。でも、神の創造主として全てを手に入れるにはあまりにも優し過ぎる。

死にかけたリース君を救う為に現れるのがジェシカではなくカーターさんっていうのが凄く良い。リース君はカーターさんに対しては一種の憧れを抱いていた様な気がする。最期まで正義の人であり続けた彼女に、人としての憧れを抱いていたリース君。自分の事を何一つ打ち明ける事が出来なかった事をリース君はずっと後悔していたのかもしれない。ずっと人と壁を造り続けてきたリース君。それは確かに彼が生きるためだったのかもしれないけれど、今はけして孤独では無いということを漸く彼は自分の心の中にずっと変わらず住み着いていたカーターさんの思い出によって気付いてくれたのかもしれない。
実際、あの話の後リース君はちゃんとフィンチさんやファスコを頼るようになった。彼はもう孤独じゃない。そして相変わらずファスコがかっこいい。

ドミニクの退場はなんとなく予感がしていたけれど(裏社会に二人のボスはいらないって話)まさかイライアスまで……最後までドミニクは狡猾だったし、イライアスは強かだった。ボスに登り詰めるだけの器といったところか。アンソニーの復讐を果たしたイライアスが良いなあ。ブラザーフッドを名乗りながら兄弟の絆の薄かったドミニクと違い、イライアスは根っこの部分からファミリーと繋がってた。特にスカーフェイスことアンソニーは特別に。
ドミニクに捕らえられていたリース君のゴッドモード発動は最高に燃えた!!!ゴッドモードのチート感はたまらなく興奮する!!!
そうやってリース君を助け、自らを犠牲にしてフィンチさんとルートを救ったマシンはまごう事無きフィンチさんの魂を継いだ子どものように思える。人を最優先にと育てられた“彼女”はけして仲間を見捨てない。自己犠牲を行う人工知能だなんて、これほどハロルド・フィンチの子どもらしい事は無いのではないか。フィンチさんも悲しい程に自己犠牲の人だから。
フィンチさんが自らのすべてをかけて人を救い続けているのは、贖罪というよりきっと責任感なのではないかと思う。“神”を造り出した者が抱える事になった責任。知ってしまった者の責任。そうして彼は人ひとりが抱えきれる筈の無いものをたった一人で背負おうとしてきた。でも、今の彼はやっぱりリース君同様孤独ではない。
フィンチさんはカント的であるという話はe5の感想で書いたけれど、マシンが功利主義であるっていう話は撤回しなければいけない。たしかにS3までは彼女は功利主義者だったと思う。功利主義とはつまり“行為や制度の社会的な望ましさは、その結果として生じる効用(功利、有用性)によって決定される”という考え方。ようするにまさにS3の下院議員殺害を命じたマシンの“最大多数の最大幸福によるやむを得ない犠牲”こそが功利主義者であった表れだと思っている。
しかしS4の最後、マシンは自らを犠牲にしフィンチとルートを救った。これまでのマシンならば“最大多数の最大幸福によるやむを得ない犠牲”として、二人もしくはルートを切り捨てていたかもしれない。しかし彼女は“人間は替えが効くものではない”として、自己犠牲により二人を救う。それはつまり、彼女もまた生みの親育ての親であるフィンチ同様にカント的、つまり義務論者へ“考えを改めた”結果だとしたら、マシンはS3の頃よりずっと人間的になっている。つまり彼女は今サマリタンから完全に劣勢に立たされている中でもなお、成長している。
その証拠として、シャットダウン寸前のマシンはフィンチに呼びかけた際、自らが壊れる可能性を“死”という単語で表した。それはつまり、マシンは自らが“生命体である”と認識しているということだ。自らを擬人化している。
そこでS5で気になってくるのは、サマリタンとの攻防はもちろんのこと、“死”に直面したマシンがいったいどう変わってゆくのかということだ。彼女は“死の恐怖”を感じただろうか。感じたとしたら、マシンという神は何をしようとするだろうか。

POIはますます神々の戦いの様相が激しくなってきた。きっとS5では人間を介さずマシンとサマリタンの対話があるのではと思っている。その時、あくまでシステムとして暴走している未だ幼い全能の神サマリタンと、“死の恐怖”を経験し、人間に人間的に育てられ成熟したマシンとはどういったやりとりが行われるのか。
もちろんリース君がフィンチさんの元を去るのではという憶測や、ショウの行方、ルートやフィンチの生き方も気になるけれど、POIの“人工知能と共に生きる世界”においての人工知能の行き着く先もまた、大変興味深いと思った。

知ったかぶりして書いてるけど専門用語とかはググっただけのド素人です。間違ってたらごめんなさい。
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カテゴリー:海外ドラマ
テーマ:海外ドラマ(欧米)  ジャンル:テレビ・ラジオ

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