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俳優矢崎広くんと若手俳優さん中心の舞台観劇&映画ドラマ感想ブログ

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シャトナーofワンダー#1「ロボ・ロボ」


サンシャイン劇場
8/30マチネを観に行きました。


シャトナーさんのホンで矢崎広ということでワクワクしながら観劇した。
座席もとっても観易い席(13列目)でオペラグラス無しで十分。セットがとてもシンプルだなという印象。
ストーリーは無人島にロボットの新製品デモンストレーション用に展示会へ向けて飛んでいた飛行機が不時着し、最新鋭のロボット達が取り残される話。
ストーリーもやはりとてもシンプルで、7体のロボット達の回路もとてもシンプル。シンプルな回路のロボットだからこそ、色濃い“人間ドラマ”が繰り広げられる。
“ユーザーとの対話モード”であるから会話でしか意思疎通や情報伝達が出来ないという“縛り”の設定がまた上手く効いている。
彼らは様々な機能に特化した最新鋭のロボットたち。パワータイプ、医療タイプ、調理タイプ……そして2体で最大限の機能を発揮する分析タイプの“アナライザー”と記録タイプの“レコーダー”。真っ先に状況を分析したアナライザーの指揮により島からの脱出を試みるけれど、一筋縄ではいかない。ある者はプログラミングされた通りの事しかしようとせず、ある者は回路がショートして暴走し、またある者は深刻な事態であっても普段通り明るく振る舞おうとする。それはロボットたちだからこそ強調されてはいるものの、そのまま人間のドラマに通じる。マニュアル通りに動く事しか出来ない人間、現実を受け入れる事が出来ず狂ってしまう人間、普段通りに振る舞おうとする人間……古今東西閉ざされた極限空間での人間ドラマというものは数多に存在するけれど、それをあえてロボットで表現しようとしたのが面白い。
皆を指揮しなんとかして島を脱出しようと奮起するアナライザーは端から見れば厳しすぎて嫌われ役に見える。しかし彼は誰よりも、仲間である他のロボット達と共に帰る事だけを考えている。分析のスペシャリストである彼が、それが非常に困難である事を誰よりも理解している筈なのに最後までその目的を変えようとしない。
仲間達が1体、また1体と暴走し、壊れ、時には自らを解体しながら消えてゆく中最後に残ったのは無人島では何の役にも立たないレコーダーとコックというのがまた良い。
仲間達のパーツで修復された飛行機に乗り島を脱出する彼ら。“キューブ”と呼ばれる人工知能を四角い文字通りキューブの形で表現し、レコーダーとコックのキューブを真ん中に他の5体のキューブがそれを守るように飛び去って行く演出がじんわり切なく、じんわり優しく、じんわりと暖かくて優しい涙が流れた。
心にじわじわと沁み入ってゆく、派手では無いし衝撃的でも無いけれどいつまでも心に残るような本当に素敵な舞台を観る事が出来て幸福感を感じた。

ここ最近元気で全力な役が多かった矢崎さんの抑えてそれでいて響かせる演技が大変良かった。なんだかとても原点回帰した気分。私やっぱり矢崎広の演技がとても好きです。声が良いんだよなあ。抑揚を抑えているけれど伝わり響いてくる低く柔らかく優しい声がとても良い。
そしてアナライザー役の陣内くんも良かった。誰より人間らしい感情の起伏があり、誰よりも仲間を想っていたアナライザーの最期が非常に切なくて素敵だった。レコーダーとの有線接続が可愛い。
コック役の鈴木勝吾くんが凄く良かった。コックが一番好きだったかもしれない。誰より明るく子どもっぽく純粋で、食材を探し料理をつくる事だけを目的に作られた彼のその透明なまでの感情の純粋さが切ないやらいとおしいやら…。

この素敵な舞台の中央に矢崎広が立っているという事実がただただ幸せだった。
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カテゴリー:舞台
テーマ:観劇  ジャンル:学問・文化・芸術

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俳優矢崎広くんが好きです。
若手俳優中心の舞台関連の感想、レポ、企画中心
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